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庁舎及び福祉会館建設のゆくえ

今日は9月定例会中の「庁舎及び福祉会館建設等調査特別委員会」

毎度23時を超える委員会ですので(笑)
今日はそのつもりで臨みましたが、委員会は17時で終了。
一見、普通と思いきや、本日は本来の質疑が全く行われずに終了した形になりました。

その理由は、
6会派12名から委員会開始直前に市長に提出した「申し入れ」を、どう扱うかに終始したこと。
(6会派:自民党信頼・公明党・こがおも・ネット・カエル・つなこが)

「申し入れ」の内容は、

  • ①清掃関連施設の敷地内仮移設を行わないこと(バスロータリーができるのは相当あとの話)
  • ②新福祉会館を先行して建設すること(後で庁舎をそばに建ててドッキングする!?庁舎が移転しないと賃貸庁舎に賃料を払い続けることになること甘受!?)
  • ③敷地東側の樹木を残すこと
  • ④新庁舎の免震構造の地下空間を駐車場とすること(地下駐はさらにコスト増!?)
  • 注:カッコの中は、その先に考えなくてはならないことをパッと思いついた私の主観

基本設計の段階で考えていくという答弁が出ていたものもあるが、
①②④については、市の方針とは異なるもの

議会としてまとまれるであろうという思いで前向きな提案をされたことは、ありがたく感じる。

案として否定するものは全くありませんが、この「申し入れ」を市に検討を求めながらも、委員会として公式に扱うことに難色を示したことは、議会のルールとして納得がいかなった。

なぜかというと、

  • ★この「申し入れ」により、今日一日の質疑が停止したこと。
  •  (市の方針と異なる項目がある以上、直ぐに検討しますという答弁を求めるのは無理がある。申し入れ会派でない会派の委員は、この申し入れによってどうなるか分からない以上、何をもって質疑すればよいのか分からない。)
  • ★これらを検討・検証することは、時間と費用がかかる。
  •  (法的整理、事業費算出も含め建設計画の委託業務(設計会社)は既に終了しているため、新たな検証を行うには、新たな予算措置(業務委託)と一定時間が必要になってくる)

そして、
新たな検討・検証を求めるということは、

  • ★提示されているスケジュールの変更が起きる可能性を含む非常に重要な局面にあたり、議会としてこの情報を共有できないということは、我々が市民に対して説明をできずに水面下で物事が決まってしまうということを意味する。
  • ★予算措置が必要となれば、補正予算を編成するか予備費の流用が考えられる。
  • 命に係る緊急時等を除いて、議会の承認なく勝手に流用したら、それこそ問題となる。

だからこそ、公式資料として委員会外委員を含む全議員に知らせる必要があるはずです。

結局、この「申し入れ」の内容は、参考メモという扱いとなり、全議員(委員会外委員含む)に配られた。

限られた敷地、法的規制の中で、どの案も一長一短があり100点満点の答えがない以上、
竣工後50年以上の「利用者の利便性」を外して考えることはできない。
昨今の委員会では、竣工までのことしか話題になっていない。
(基本設計関連予算も絡んでいたから仕方ないか。。)

市民にとってどのような形(建物以外のスペース活用も含む)が最も利便性の高いものになるかという大きな視野を、行政も議会も持ちあわせながら議論できたらいいな(^^)