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小学校学区域見直しへ一歩前進

市内に9つある小学校、ほとんどの学校は6学年で児童600人前後(1学年100人ほど)の中、
第三小学校(下地図③)だけは児童数が約1.5倍の900人に及び、今後も増加傾向予測がある。

クラス数が他校より多い第三小学校は教室の確保、学校給食自校調理、
郊外行事等への対応の大変さが深刻になっており、

平成30年(2018)2月の一般質問にて、
この1校大規模化への対策として「学区域の見直し」を提案した。

上図は、学区域の境界(赤線)、小学校の位置(数字)である。

③の場所が第三小学校であるが、〇部分の地域(メガロス付近)は、①の第一小学校への距離が断然近い。

議員として活動し始めた頃、
〇部分に居住する保護者から「なぜ一番距離が近い第一小学校に通えないのか」の声があったこと

小学校が選択できる他市の保護者アンケートで
選ぶ時の一番の理由は「学校への距離」が断トツであったこと

かつては中央線の踏切があったが、高架化になり、南北の縦断の支障が無くなっていること

他市事例を見ると通行事情や環境の変化によって学区域の見直しを何かしら行っていることがほとんどで、20年以上も学区域の見直しが行われてこなかった本市が不思議なくらいであった。

町会、子ども会など地域のつながりを考え、すぐさま学区域の太い線を変更するには時間がかかる(躊躇する)ようであれば、学区域の指定校よりも明らかに距離が近い小学校が他にある場合は、そちらを選択できるようにしても良いのではないか、いわゆる「調整区域」を設ける提案をしてまいりました。

今回、第三小学校の学区域にお住いの来年度新一年生を迎えるご家庭に対して、9月、教育委員会よりアンケートが実施された。159通発送 回収率約86%

その中で、第一小学校入学を希望13件、緑小入学希望5件であったとの報告あり
(1学年でこれだけの希望者がいるので、これを6学年単純計算しても約3クラス分の大規模化解消策になるのでは。)

第三小学校の大規模化対策で、教育委員会としては、今回は「緊急措置」扱いとなっているが、
毎年、教室の数(クラス数)が1増えるか2増えるか対応に追われている状況の中、
やはり、一定数の他校通学希望者がいるわけで、この措置は続けるべきではないかと考えている。

最初の提案から約2年半かかりましたが、やっとやっとようやく一歩前進しました。

学校への距離が近い=安心感、選択できる仕組みへ

ぜひ皆さんのご意見もいただきたいと思います。